黒沢クリニック

千葉市の鎌取駅前の内科,消化器科,人間ドック 黒沢クリニック

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内科・消化器科Q&A

胃潰瘍と自覚症状

Q.検診で胃潰瘍-要治療と指摘されたのですが、ほとんど自覚症状はありません。治療は必要でしょうか?

A.胃潰瘍には活動期・治癒期・瘢痕期とそれぞれの時期があり、一概に治療が必要とは言えません。できれば、内視鏡検査を受け、確定診断の後に治療するのがよいと思われます。
確かに活動期潰瘍でも、腹痛・嘔気などの自覚症状を、ほとんど訴えない方もいます。

何れにせよ潰瘍であれば、完全な瘢痕でない限り治療は必要です。軽く考えていて、出血や穿孔で緊急手術などということにならぬよう注意してください。特に冬は吐血例が多い時期でもあります。

なお、治療上、煙草・アルコール・香辛料・コーヒー・ストレス等を避けることとともに、指示通りの服薬が重要となります。薬の開発により、潰瘍は治癒しやすい疾患となりましたが、いい加減な服薬で再発を繰り返す人も少なくありません。自覚症状の消失が早いため“治った”と自己判断し治療中断してしまう人が少なくないからです。
実際、潰瘍の治療には、最低3~6ヶ月の規則的な服薬が必要です。

 

検診と検査について

Q.胃癌検診でバリウム検査を受けたのですが“胃粘膜異常-要精密検査”と通知が来ました。
言われてみれば、最近胃が痛みますし、胃癌ではないかと心配で夜もよく眠れません。
胃カメラは苦しい検査だそうなので、できれば避けたいのですが、どうしたらよいでしょうか?

A.検診における胃バリウム検査の精度は、それ程高いとは言えません。しかし、癌の早期発見が目的である以上、少しでも疑わしい所見はチェックするしかないのです。あなたの指摘された“粘膜異常”は“ちょっと変にうつった”くらいの、おそらくは何ら心配のないことなのですが、おそらく、では困ることはおわかりになると思います。

胃癌は、早期発見さえすれば殆ど治る病気になりました。やはり、内視鏡検査の方がより確かな診断がつきますし、また、それ程つらい検査でもありません。是非、お受けになってください。

ところで、胃の痛みについてですが、それは、検診の通知が来てからではないのですか?ストレスが胃に及ぼす影響には少なからぬものがあり、実際に潰瘍をつくってしまう人さえいるのです。
逆に、早期胃癌では全く症状を伴わないのが一般的です。早く適切な診断・治療を受けられた方がよろしいでしょう。

 

Q.検診で胃ポリープ疑いと指摘されたのですが、癌の可能性があるのでしょうか?また、治療は必要なのでしょうか?

A.結論から言いますと、癌の可能性は極めて低く、治療も特定のケースを除いて必要ありません。

ところで、皆さんはポリープと腫瘍・癌の区別をご存知でしょうか?ポリープ=“癌”と思っていませんでしょうか。確かに大腸の場合は、ポリープの多くは腫瘍性で、癌化し得ます。しかし、一般にポリープとは、“出っ張っているもの”というだけで、成因には種々のものがあります。
そして胃の場合は、そのほとんどが過形成性ポリープと呼ばれるものでして、“正常な粘膜の細胞が作られ過ぎて隆起しただけ”なのです。ですから、癌化するものは稀であり、増大傾向の強いものや、出血しやすく貧血の原因となるものを除いて、治療の必要はありません。

勿論、胃レントゲン検査だけでは確かなことは言えませんので、早期癌等を否定するためにも、内視鏡検査で組織的に確定診断をつける必要があります。また、定期的な検査も必要です。

 

Q.検診で鉄欠乏性貧血と指摘されたのですが、自覚症状は全くありません。何か注意すべきことがありますでしょうか?

A.鉄欠乏性貧血とは、最も一般的にみられる貧血で、酸素を運搬する血色素(ヘモグロビン)の原料=鉄の不足により赤血球1つ1つが小さくなることから、別名小球性貧血とも呼ばれます。

ところで、何が原因で鉄が欠乏しているのかが重要になります。普通に食事を摂っていれば鉄は自然に補給されます。鉄欠乏性貧血の存在は、成長期の子供等を除き、“微量ながら持続する出血”を意味している場合が多いのです。

緩徐にくる貧血は体が慣れてしまうため自覚症状は伴いません。そして、無症状で起こり得る持続性出血の原因としては、消化管病変(出血性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃癌、大腸ポリープ、大腸癌、慢性炎症性腸疾患等)及び婦人科的疾患(子宮筋腫・内膜症等)が考えられます。

重大な疾患が潜んでいないか、精密検査(胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査等)が必要です。

 

Q.検診で便潜血陽性と指摘されたのですが、やはり検査を受けるべきなのでしょうか?痔持ちですのでそのせいと思われますし、それ以外には全く自覚症状はありません。

A.確かに便潜血陽性は痔のせいかも知れませんが、痔だときめつけてしまうのは危険です。
痔もあるけれどもその奥に癌もある、という可能性は充分あり得ます。

便潜血陽性者の約2割程には大腸癌をはじめとして何らかの大腸病変が存在しますし、自覚症状は全くあてにはなりません。大腸癌は進行癌でさえ末期にならないと自覚症状は出難いし、まして早期癌・前癌病変の可能性がある腺腫性ポリープ等では自覚症状がないのが普通なのです。

更には、便潜血で発見される大腸癌は進行癌の8割、早期癌の2割程に過ぎないことをご存知でしょうか?
はっきりいって便潜血陰性の方でさえ癌がないとはいえないのです。当然検査は受けた方がよいと思われます。

ところで、大腸癌は、今や決して怖い病気ではありません。早期発見さえすれば、日帰りの内視鏡手術でさえ完治できます。詳しくは、ご相談ください。

 

Q.大腸内視鏡検査は相当苦しい検査だそうですが実際どのようなものなのでしょうか。

A.大腸内視鏡検査は、内視鏡を肛門から盲腸まで挿入し大腸全域を直接観察、何らかの病変があれば組織採取もする検査です。

ところで、大腸は各人各様に曲がりくねっていますので直線化しないと盲腸まで挿入できません。その挿入時に多少の腹痛を伴うことが、この検査の辛い所になります。
痛みの程度はその人の感受性の違いもありますが、大腸が長く曲がりくねった方や腹部手術等で癒着のある方は痛みが出やすいといえます。

しかし鎮静剤投与下に施行すれば殆ど苦痛なしに施行することが可能ですし、所要時間は個人差がありますが、当院では平均挿入時間3~4分、検査全体で8~12分というところです。

なお内視鏡検査の絶対的な利点として、早期癌や前癌病変である腺腫性ポリープ等の病変発見率が注腸造影や便潜血反応に比べ非常に高いことと、もしも病変が存在したときに必要かつ可能であれば同日に内視鏡手術までも施行できる点があげられます。

 

Q.大腸のレントゲン検査で大きさ8mm程のポリープを指摘されたのですが、癌なのでしょうか。治療はどうしたらよいでしょうか。

A.レントゲン検査の結果だけでは何とも言えないのですが…実際は何も存在しない可能性もありますし、逆に実在するならば、癌の可能性も否定はできません。

大腸ポリープは、腺腫性(=腫癌性)のものが多く、放っておけば癌化する可能性を有します。
5mm程の大きさでも既に部分的に癌化しているポリープもありますし、更には、最初から癌のみの病変もあります。

何れにしても、先ずは大腸内視鏡検査を受けて、事実を確認する必要があります。大きさや形態にもよりますが、当院では、必要ならば、診断と治療を兼ねて同日に内視鏡的切除術(病変の周囲正常粘膜を含め、深さは2層目の粘膜下層までを切除)まで施行しています。腺腫や腺腫内癌(部分的に癌化しているポリープ)粘膜内に限局している癌等ならば診断と同時に治療までも完了するからです。
現在、早期癌までならば、外来で治療する事が可能になっています。